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回答品質・検索設定

社内AIがうまく答えないのはなぜ?
資料はあるのに回答できない4つの原因

社内資料をAIに登録したのに、「正式名称で聞かないと答えない」「違う資料を拾う」「欲しい情報が出ない」ということがあります。これは必ずしもAIモデルが悪いとは限りません。多くの場合、回答を作る前の「検索」でつまずいています。

公開日:2026年9月18日

実際の利用者レビューでも「資料はあるのに答えない」が起きている

社内チャットボットの公開レビューには、質問で正式名称を使わないと回答が生成されないケースや、正しく回答できないため学習データを工夫する必要があるという声があります。

この問題は珍しくありません。RAGは、質問を受けると最初に関連資料を検索し、その検索結果をAIへ渡します。検索段階で必要な情報を拾えなければ、高性能なAIモデルを使っても正しい回答は作れません。

「AIが答えられない」のではなく、「答えが書いてある場所をAIが見つけられていない」場合があります。

原因1:質問と資料で言葉が違う

社内では、同じものに複数の呼び方が使われます。たとえば正式名称が「経費精算申請」で、社員は「立替」「精算」「経費」と呼んでいる場合です。

さらに、製品名の略称、旧社名、部署独自の呼び方などが混ざると、質問と資料の表現がずれて検索しにくくなることがあります。

対策

原因2:検索方式が資料に合っていない

意味の近さで探すベクトル検索は自然な質問に強い一方、製品型番、社名、規程番号のような固有名詞ではキーワード検索が有効なことがあります。

そのため、社内文書AIではキーワード検索と意味検索を組み合わせるハイブリッド検索や、検索結果を並べ直すRerankなどを使って調整することがあります。

原因3:長い資料の「切り方」が合っていない

RAGでは、多くの場合、PDFやWordをそのまま丸ごとAIへ渡すのではなく、小さな単位に分割して検索します。この単位を一般にチャンクと呼びます。

たとえば「申請期限」と「例外条件」が別々のチャンクに分かれてしまうと、片方だけ検索されて不完全な回答になることがあります。逆に一つのチャンクが長すぎても、目的の情報を見つけにくくなることがあります。

原因4:元資料そのものがAIに答えにくい

AIは資料に書かれていない情報を正確に回答することはできません。また、古い版と新しい版が混ざっている、Excelの複雑な表だけに条件が書かれている、画像中心のPDFになっている、といった状態でも回答品質は落ちやすくなります。

大企業のRAG導入事例でも、PDF・Excelなど形式の違いによって回答精度に課題が出て、データ構造化による改善が行われています。

「もっと高性能なAIに変える」前に確認すること

  1. 答えの根拠になる資料が本当に入っているか
  2. 古い資料と新しい資料が混ざっていないか
  3. 社員が実際に使う言い方で検索できるか
  4. 検索結果に正しい資料が出ているか
  5. 文書分割や検索設定を変えると改善するか

正しい資料が検索できているのに回答だけがおかしい場合に、初めてAIモデルやプロンプト側の調整を疑う、という順番にすると原因を切り分けやすくなります。

ここを社員自身にやらせると、社内AIの管理業務が増える

この調整には、AIの専門研究までは必要ありません。ただし、検索結果を確認したり、文書を再解析したり、設定を変えて同じ質問を試したりする作業は発生します。

セルフサービス型の社内AIでは、この役割を社内の管理者が持つことがあります。専任IT担当者がいない小規模企業では、「AIを導入して仕事を減らしたかったのに、AIを調整する仕事が増えた」という状態にならないよう、誰が調整を担当するかを先に決めておくことが重要です。

Nexfila AIでは基本的な検索・AI設定の調整も管理側で行う

Nexfila AIは、資料をアップロードできる画面だけを提供するセルフサービス型ではなく、社内文書AIの構築・設定・保守管理をまとめて提供する先行導入サービスです。

Nexfila AIでは、検索方式・文書分割・Rerankなどを標準設定としてあらかじめ用意し、利用する側がRAGの設定を覚えることを前提にしません。個別の手作業チューニングを常時行うサービスではなく、多くの会社で共通利用できる設定を改善していく設計です。

ただし、AIが100%正しい回答を返すことを保証するものではありません。重要な判断では、回答と一緒に示される元資料を確認する運用が必要です。

先行導入:初期55,000円(税込)+月額29,800円(税込)/15〜50名程度/月10,000質問/資料10GBまで。

社内AIを比較するときの確認ポイント

参考にした公開情報

「答えないAI」の調整まで、自社で抱えない。

AI環境の構築・標準設定・アップデート・保守管理をNexfilaが担当する先行導入を受付中です。

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