実際の利用者も、誤回答は出典確認でカバーしている
社内問い合わせ用AIの公開レビューでは、PDFを丸ごと登録できる便利さが評価される一方、ごくまれに誤った回答が生成されるため、利用者が出典元を確認する運用でカバーしているという声があります。
重要なのは「AIは絶対に間違えない」と約束することではなく、「その答えをどの資料から作ったか確認できる」ことです。
RAGでも誤回答がゼロになるわけではない
RAGは、登録された資料から関連情報を検索し、その内容をもとにAIが回答する仕組みです。一般的な生成AIより根拠を限定しやすくなりますが、検索する資料を取り違えたり、文脈を誤ってまとめたりする可能性は残ります。
出典が見えると、確認の仕方が変わる
回答だけが表示されると、「本当に合っているのか」を一から調べ直す必要があります。回答と一緒にファイル名や該当箇所が表示されれば、必要なときだけ元資料を確認できます。
- 規程の回答なら、元の規程ファイルを確認する
- 見積ルールなら、参照された承認規程を確認する
- マニュアルなら、回答に使われた該当箇所を開く
特に出典確認した方がよい質問
金額・期限・承認条件
「10万円以上は誰の承認が必要か」「何日前までに申請するか」など、数字や条件を間違えると業務に影響する質問です。
人事・契約・法令に関わる内容
重要な判断につながる内容は、AIだけで確定せず元資料を確認する運用が安全です。
資料の改定直後
最新版へ差し替えた直後は、古い資料が残っていないかも含めて出典を見ると確認しやすくなります。
Nexfila AIでは、回答と参照元を一緒に見せる
Nexfila AIで採用を検討しているRAG基盤には、回答中の引用表示と、参照した資料を確認できる仕組みがあります。利用者がRAGの内部設定を触らなくても、回答の根拠をたどれるUIを標準にする方針です。
これは人が毎回答えを監査する運用ではありません。普段はそのまま使い、重要な回答だけ利用者自身が元資料を確認できるようにする設計です。
「出典付き」でも100%正確とは限らない
出典が表示されても、その資料自体が古ければ回答も古くなります。また、AIが出典の内容を誤って要約する可能性もあります。出典表示は正確性の保証ではなく、確認できる状態を作るための仕組みです。
社内AIを比較するときの確認ポイント
- 回答に使った資料名を確認できるか
- 該当箇所まで開けるか
- 検索対象を社内資料に限定できるか
- 古い資料を削除・差し替えできるか
- 出典がない回答をどう扱うか